ここでは、広東語の形容詞の使い方の基本的な考え方の説明とその形容詞の度合いや程度を表す副詞について説明します。

形容詞

形容詞述語

文法用語で書くと難しそうに聞こえますが、中身はたいしたことなく、広東語において「主語+形容詞」だけで、文法上完全な文が出来上がるということです。

  • 「呢個唔。」(ni1 go3 m4 gwai3)
  • 「これは(値段が)高くないです。」
  • 上の例で「~です。」と訳していますが、それにあたる単語はなく、ちょっと気持ち的に単語が足りない感じがするんですが、無問題です。文法上完全な文章ですし、会話でも普通に使われます。

好+形容詞

形容詞は一般に単独で使うことは少なく、前に副詞をつけるケースが多いです。後述する特別な程度副詞等が付かない場合は、「好」をつけるのが普通です。その場合「好」には本来の「とても」という意味はありません。

  • 「呢個好貴。」(ni1 go3 hou2 gwai3)
  • 「これは(値段が)高いです。」
  • 「好」は「とても~」と習いますし、辞書にもそう書いていると思いますが、こうしてひっつくケースの場合「とても~」の意味はありませんし、「形容詞の前にひっついてくる単語」程度の認識でよろしいかと思います。
  • 「佢好肥。」(ko:i5 hou2 fei4)
  • 「彼は太ってます。」
  • これらの場合の「好」に「とても~」の意味がないとなると、ほんなら「とても太ってる」ってどないして言うねん?という疑問がわいてくるかと思います。
  • その場合は、
  • 「佢好好肥。」(ko:i5 hou2 hou2 fei4)
  • といいます。一つ目の「好」が「とても~」の意味で2つ目の「好」が形容詞にひっついてくる方である。ということです。

程度副詞

形容詞の度合い、程度を表すための副詞です。上の「好+形容詞」で説明しましたが、形容詞の前に来て修飾するのが基本です。

  • 幾(gei2)
  • 「かなり、結構」
  • 長」(gei2 cho:ng4)「結構長い」
  • 最(zho:i3)・至(zhi3)
  • 「最も」
  • 好」(zho:i3 hou2)「好」(zhi3 hou2)「最もよい」
  • 非常(fei1 so:ng4)
  • 「非常に」
  • 非常大」(fei1 so:ng4 daai6)「非常に大きい」
  • 特別(dat6 bit6)
  • 「特に、とりわけ」
  • 特別快」(dat6 bit6 faa13)「特に(とりわけ)速い」
  • 極(gik6)
  • 「極めて」
  • 重」(gik6 chung5)「極めて重い」
  • 太(taai3)
  • 「あまりにも~、~すぎる」
  • 肥」(taai3 fei4)「あまりにも太ってる」
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